野瀬泰申「天ぷらにソースをかけますか?-ニッポン食文化の境界線-」★★★☆☆
2009 / 02 / 22 ( Sun ) 天ぷらにソースをかけるのはどの地域か?
カレーにはゆで卵か生卵か? ネギは、味噌は、… 様々な食の文化=食の方言をインターネットへの投稿と投票とで地図に示す。 最後のページの地図での提示はわかりやすいのだが、 とにかく、生のデータの羅列が読みにくい。 北海道~%、青森~%、岩手~%、… こんなのを特に見やすくする工夫も無くそのまま縦書きされても困ります。 あとは、ネット投票で意見を集めるってのはいい方法なんだけど、 その時のコメントを特に加工するでもなくそのまま載せすぎているので 読んでて中だるみを感じる。 せっかくネタが面白いだけに残念で仕方が無い。 最終章の東海道食の境界線を探す徒歩の旅もなかなか。 収録
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野坂昭如「アメリカひじき 火垂るの墓」★★★★☆
2008 / 09 / 06 ( Sat ) アニメのインパクトが強すぎて、
どう読んでも音声と映像が勝手に 脳内で再生されるから困る。 全体を通して戦中戦後の混乱期を描いた名作。 だが、この人の文章は読む人を選ぶかもしれない。 一言で表すなら、一文一ページ。 読んでいて少々混乱することアリ。
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夏目漱石「こころ」★★★☆☆
2007 / 11 / 13 ( Tue ) 基本的にものすごく古い精神世界を描いたお話。
たぶんこの先生が、現代の「携帯小説」とか読んだら泣くと思う。 なぜか少しずれたところで明治時代の 最後の象徴として描かれていた、 乃木将軍に興味がわいてしまった。 自分からは手を出しにくいジャンルだけに ここからの広がりを捕まえられると面白そうなのだが、、 とりあえず、司馬氏の「殉死」は読了。 ブログを書くこと自体が久しぶりなうえに、 ようやく8月に読んだ本の感想を書いているってのはどうなんだろうか…
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長沢工「はい、こちら国立天文台―星空の電話相談室―」★★☆☆☆
2007 / 05 / 05 ( Sat ) 国立天文台(公式)の電話相談室と言うところに勤める方のお話。
なぜかアマゾンのこの本のページが開けません(23:10現在 「月はどっちに見えるの?」といった小中学生の質問から、 「次回の流星群はいつか、前回はいつか?」というマスコミの質問まで、 とにかくあらゆる「宇宙」等に関する質問に電話で答えてくれるのが 国立天文台の電話相談室なのだそうです。 しばらく前に本屋で見かけて以来気になっていたのですが、 ようやく入手&読むことができました。 期待が大きすぎたんでしょうかね?w 「東の空にUFOが見える!」と言うお馬鹿な電話や、 離島に住む女の子からの「彗星の写真が見たい」なんてリクエストに答えたり、 一つ一つのエピソードは結構面白かったんだけどなぁ。 なんとなく、著者の性格に馴染めませんでした。 どうしても、ひどく冷たく感じてしまうところが多かったので全体としては楽しめないんですよね。 んー、せっかく面白そうな題材の本だっただけに残念だなぁ。 個人的には幼い頃に興味を持ったのは星よりも虫でした。 長沢 工 / 新潮社(2005/08) Amazonランキング:179535位 Amazonおすすめ度:
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中沢けい「楽隊のうさぎ」
2006 / 11 / 10 ( Fri ) 吹奏楽を今現役でやっている人よりも、
○年前に吹奏楽をやっていた人、 子供が吹奏楽部で毎日帰りが遅いなんて思っているご両親にお勧め。 出てくる音楽は交響的譚詩、ラ・マルシュといった課題曲、 シバの女王ベルキス、くじゃくなど90年代後半のもの。 今読むにはちょっと古いかな。 ほとんどの吹奏楽部にはCDとして置いてあるような曲だけど。 主人公克久ことカッチンは完全な初心者。 入った吹奏楽部は全国大会を狙えるレベル。 カッチンはなんとなく流されて入部することになる。 この辺に惹かれるなぁ。自分と境遇が似ている。 まぁ、楽譜も読めないで吹奏楽始める人は少ないだろうけどw 読んでいてちょっと悲しかったのは、 卒業した先輩たちの「こんな真剣な音は、もうこの先出せない気がする」って台詞。 まだこんなことを言うのは早すぎるんじゃないかな? 少なくとも学生のうちは音楽だけに集中できると思う。 社会人になって市民バンドでってのは難しいだろうけど。 中学校までで詰め込みすぎると燃え尽きる子も多いんだよね。 あー、関東の中学高校の吹奏楽部員がうらやましいw TB→ Suzuna日記様 ヒトリゴト様
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中島らも「空からぎろちん」
2006 / 05 / 07 ( Sun ) 先日、人からもらった寝ずの番が面白かったので…
日常・非日常的なエッセイの数々。 まじめに読んでたら、全部嘘だったりもする。 しかも、オヤジギャグだし。 まぁ、力を抜いて暇つぶしに読むにはちょうど良いかも。
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