筒井康隆「筒井康隆全童話」★★★☆☆
2008 / 07 / 14 ( Mon ) 全収録作が童話調。
でも筒井世界。 ゴミラとかべビラとか 出てくる言葉は子供向けでも、 結末はいつもの通り 大人向けの黒さ。 団地と一戸建てが戦争を始め、 ゴミが怪獣になって街を襲う。 収録作タイトル不明。
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伊集院静「受け月」★★★★☆
2008 / 07 / 09 ( Wed ) 野球をテーマにした短編集。
野球に人生をかけてきた他人にも自分にも厳しい老監督が 願いをかなえてくれるという受け月に祈った心境を考えると泣ける。 とは言え、野球嫌いな人や体育会系が苦手な人には かなりとっつきにくい作品ばかりだと思われる。 野球をやっている人は良い人に見えるということは、 その人が野球をやっていないと悪い人なのだ。たぶん。
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筒井康隆「スイート・ホームズ探偵」★★☆☆☆
2008 / 06 / 30 ( Mon ) 面白くないことは無いのだけれども、
戯曲形式で書かずに普通の小説にしたら もっと面白かっただろうに。残念。 戯曲である必然性が無いのだもの。 これなら、室内劇とかその程度の設定でもいいじゃないか。 とにかく、「文体」まで戯曲形式だと読みにくい。 内容が面白いだけに、、
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熊川哲也「メイド・イン・ロンドン」★★★☆☆
2008 / 06 / 20 ( Fri ) この人は絶対、天才。
もちろん常人にはわからない努力もあったのだろうけど、 間違いなくバレエから愛されて産まれてきた人なんだと思う。
こんなことをさらっと言い切ってしまえる。 すべての文章から熊川哲也の確信に満ちた行動と、 まるで漫画のようなストーリーが楽しめる。 「昴」みたいだ。 「め組の大吾」的に言うと、
こんな感じ。 きっと熊川氏は自分がプリンシパルになれない なんてネガティブなイメージを持たなかったのだろう。
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柴田錬三郎「一の太刀」★★★☆☆
2008 / 06 / 18 ( Wed ) 司馬のような英雄の狂気でも、
池波のような人間の狂気でもない、 この時代の、武士道だからこその狂気。 たとえるなら、第2次大戦中の 日本の狂気と近いものがあるかもしれない。
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清水義範「動物ワンダーランド―ヒト特集」★☆☆☆☆
2008 / 06 / 16 ( Mon ) あっさり読めるんだけど、
内容も薄くてさほど楽しめず。 基本的にはTVやCMや その他色々なメディアを皮肉っているのだが、 皮肉っているだけでその先がないというか、 そこまでだったら他の作家も書いているというところまでな印象。 表題作はTVのパロディという意味では筒井的、 宇宙人による地球人観察という意味では小松・藤子的。 もうすでに、どこかで読んだことがあるわけで。 微妙ですな。
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帚木蓬生「カシスの舞い」★★★☆☆
2008 / 06 / 12 ( Thu ) フランスで生活する外科医師水野が主人公。
さすが帚木蓬生。 フランスの病院とか田舎町とか、 全然知らないけど細かな描写で納得させてくれる。 でも、肝心なサスペンスの部分が何処にあるのかがなかなか掴めない。 「賞の柩」の時にも同じことを感じたってことは、 それがこの人の作風なんだろうか? サスペンスを読みたい!と思って読み始めると だいぶご希望に添えないところなんだけど、 お話そのものは面白いので好き嫌いが別れそうなところ。 さて、医療を進めるために悪に手を染めるのは善か?
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ラーメンズ「つくるひと凸デコ」★★★★★
2008 / 06 / 03 ( Tue ) 小林賢太郎が作る人と対談し、
片桐仁が作る人の下で何かを作る。 そんな一冊。 対談そのものも面白いけど、対談後の感想漫画と、 ラーメンズ結成までの流れの漫画の部分が特に面白。 ちょこっとだけ鼻兎が出てくるのも嬉しい。
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